ボイトレして歌が上達する方法を歴10年のボイストレーナーが徹底解説します!
  • ボイトレってどんな事をやるの?
  • ボイトレすると本当に歌が上手くなるの?
  • とにかく歌が上手くなりたいです!

「歌が上手くなりたい!!!!」

このWEBページを見ている方は歌が上手くなりたくてボイストレーニングに興味を持たれていると思います。

 

ボイストレーニングは日常生活では使う事のない声の出し方体の使い方を覚え、発声に関わる筋肉を鍛えます。

そうする事で高い声や低い声を正しく出せるようなったり、声量を上げたりすることで歌を上達させていきます

 

 

しかし、

ここで注意しないといけない事があります!

 

ボイストレーニングには

  • 無駄な力みを抜いた後に
  • 必要な力を入れていく

という2つの順番があるという事です。

 

 

この順番を間違えてしまうと

 

  • あなたに必要のないボイストレーニングに時間を使ってしまったり
  • むしろ歌を下手にしてしまったり
  • 喉を痛めてしまったり

 

という状態になってしまいます。

 

(そんな状態になったら悲しすぎます...)

 

そして、ボイストレーニングには

 

  1. 高音も低音も自由自在に歌えるようになる『声帯トレーニング』
    (裏声と地声の分離・ミックスボイスなどの習得など)

  2. 声量をアップさせ声質を変化させる『共鳴トレーニング』

  3. 歌声の全ての基礎となる『ブレストレーニング』

 

大きく分けて3つのカテゴリーがあり、1つ1つ目的が違います。

 

 

効率良く歌を上達させるには

 

  • 何の為にこの練習をしているのか?
  • どこを向上させたくてこのボイストレーニングをしてるのか?

 

を知っておく必要があります。

 

なので今回は

 

  • ボイトレは一体どんな事をするのか?
  • 歌はどうしたら上達していくのか?

 

などをできるだけ分かりやすく説明していきたいと思います♪

 

ここまでのまとめ!

ボイストレーニングには

  • 『歌ううえで無駄な力みを抜いた』後に『歌う上で必要な力を入れていく』という順番がある
  • 『声帯トレーニング』『共鳴トレーニング』『ブレストレーニング』という3つのカテゴリーがある

ボイストレーニングを進める正しい2つの順番

 

高い声や低い声を鍛えたり、声量を上げるボイストレーニングをしても、ガチガチに力みが残っている状態だとさらに力みが強くなり歌が上手くならないどころか、喉が潰れてしまいます!

 

 

なのでボイストレーニングをする時は

  1. 歌ううえで無駄な力みを抜いた後に
  2. 必要な力を入れていく

という2つの順番を守る事が重要なのですが

 

 

  • 1人1人、身長や体重・骨格など体の組織が違う事

  • 普段の会話の発声の仕方や日常生活での習慣での体の使い方

  • 今ままでの歌い方

 

などにより、

 

  • 無駄な力みが過剰に入ってしまっていたり、固く硬直してしまってい発声の筋肉。
  • 自然と鍛えられている発声の筋肉や退化してしまっている発声の筋肉。

 

などが違います。

 

(1人1人個性があるようにボイトレの方法も違うんです)

 

なので、

まずはあなたの発声の特徴を的確にとらえ、どこに力みがあるかを的確に把握してからボイストレーニングをする事が上達のポイントになります。

 

歌う上で無駄な力を抜くとは?

高い声や大きな声を出そうとする時に

 

  • 声が詰まったり
  • 叫びあげるような感じになったり

 

する方のほとんどが歌う上で無駄な力を入れてしまっています。

 

歌う時に色々な場所に無駄な力が入ってしまうと、喉が締め付けられたり、圧迫され思うように声が出なくなります。

 

無駄な力みが残っているで高い声を鍛えるトレーニングや声量を上げるトレーニングをしても、どんどん力みが強くなるだけで歌が上達する事はありません

 

しかし、反対に言えば、

今まで思うように歌が上達しなかった人も無駄な力が入らないようにすれば、スムーズに声が出せるようになります!!

 

 

では、

その無駄な力はどこに入ってしまうのでしょうか?

 

それは、

  • 声帯
  • 肩回り

 

になります。

 

※イメージとして捉えて下さい♪

 

それぞれを詳しく説明していきましょう!

 

声帯に無駄な力が入ってしまう

声帯とは、歌声や話し声の元を作る組織です。

肺から送られてくる息に声帯が振動して、声の元が作られます。

そして、声の元は口腔内で舌や唇の動きによって子音や母音が作られ歌声や話し声を作ってくれます♪

 

 

まずは下の動画をご覧下さい。

 

 

この動画は声帯を上から見たもので、声を出す度に動いている白い物体が声帯です。

 

 

今度は下の画像ををご覧ください。

これは声帯の断面図を現した図なのですが、大雑把に説明すると声帯は粘膜層と筋肉層に分けられます。

 

高い声や大きな声を出そうとする時に、声帯の筋肉部分に無駄な力が入ってしまうと声帯が硬直し高い声が出なくなったり声が詰まったりして声を枯らしてしまったりします。

 

なので、
声帯の筋肉部分に無駄な力をかけずに歌う技術を身に着ける必要があるのです。

 

 

ちなみに声帯はこの位置にあります!

 

 

舌に無駄な力が入ってしまう

意外に思う方も多いのですが歌う上で舌はとても重要な役割を果たしていて、舌に無駄な力が入ってしまうと喉が絞まり声ができなくなります

 

 

下の動画をご覧下さい。

 

 

舌というのは、目で見える部分だけではなく、赤丸で囲んでいる全体になります。

そして、動画を見ていただければ分かるように、想像しているよりも大きく、歌う際に舌は様々な動きをします。

 

 

なので歌う際に、舌に無駄な力が入り硬直してしまうと

  • 声帯を圧迫したり
  • 喉の空間を狭めたり

するのです。

 

 

私のボイストレーナーとしての経験上、高い声が上手く出せない人や思うように歌えない人の大半が舌に過剰な力みを持っています。

 

逆を言えば舌の柔軟性やコントロール力を高めるボイストレーニングをすれば一気に高い声が出たり、思い通りに歌声が出せる人も少なくありません。

 

舌は歌にとってそれぐらい重要な役割を果たしているんですね。

 

顎、首、肩回り

 

  • 肩回り周辺

 

の筋肉も無駄な力が入りやすい場所です。

 

 

これらに無駄な力が入いると声が詰まってしまいますので、力みがある人は軽く揉んだり、首や肩は回しながらボイストレーニングをしたり、歌ったりすると徐々に力みが取れてきます!!

 

まずはどの音の高さでもキレイに裏声が出せるようになる事を目指す!

これら、無駄な力を抜けるようになったという目安として

 

どの音の高さでもキレイに裏声を出す事ができるようになりましょう!

 

裏声は完全にリラックスしてないと出す事ができず、力みが入ると声が詰まったり、地声になったりします。

 

そして、

高音でキレイに裏声が出せても、音が低くなるにつれて力みが入ってしまい、声が震えたり地声になったりする人も多くいます。

 

高音だけでなく中低音も含めてどの音程でもキレイに裏声が出せるようになる事を目指しましょう!

 

 

また、裏声は無駄な力みが入りやすい

 

  • 声帯
  • 肩回り

 

に力みが残っているとキレイ発声することができません。

 

 

なので、

どの音の高さでもキレイに裏声を出す事ができるようになる事を目指すことで自然とすべての力みも取れていきます♪

 

歌う上で必要な力を入れる

無駄な力を抜けていけば、どんな音程でも力強い声で歌うために

 

  • 歌う上で必要な力を入れる

 

というボイストレーニングを行っていきます。

 

いわゆる

  1. ミックスボイス・チェストボイス・ヘッドボイスなどを習得し、高音も低音も自由自在に歌えるようになる
  2. 声量をアップさせる

 

などのボイストレーニングを積んでいきます。

 

歌を上達させるための3つのカテゴリー

 

そして、歌を上達させるためのボイストレーニングには大きく分けて

 

  1. 高音も低音も自由自在に歌えるようになる『声帯トレーニング』
    (裏声と地声の分離・ミックスボイスなどの習得など)

  2. 声量をアップさせ声質を変化させる『共鳴トレーニング』

  3. 歌声の全ての基礎となる『ブレストレーニング』

 

の3つのカテゴリーがあります。

順に詳しく説明していきましょう!

 

高音も低音も自由自在に歌えるようになる『声帯トレーニング』
(裏声と地声の分離・ミックスボイスなどの習得など)

 

あなたは

  • 高い声が出なくて悩んでいませんか?
  • 高い声が出るけれど、叫びあげるような歪んだ声になっていませんか?
  • 高い声が出るけれど、金属音のようなキンキン声になっていませんか?
  • 高い声が出るけれど、かすれた弱弱しい声になっていませんか?
  • 高い声を出す時に声帯(喉)に強い負担を感じていませんか?
  • ある一定の高さになると声がひっくり返ってしまいませんか?

 

 

これら全ては声帯トレーニングを積む事によって解消できます。

 

声帯トレーニングは声帯と声帯周辺の筋力を柔軟にしたり、鍛えたりして正しい声帯の使い方をマスターする事。

そして、高音でも低音でも自由自在に強くも柔らかくも歌声を操る事ができるようになる。

また、今現在出す事のできない高い声を出せるようになる!

 

そして、
声帯トレーニングの中で最も重要なのはまずは裏声と地声を分離して発声できるようになる事です

 

 

先ほども説明しましたが、歌声のもととなる『声帯』は大きく分けて粘膜部分と筋肉部分に分かれています。

 

そして、

  • 裏声は粘膜部分を中心に振動させて発声する発声方法

  • 地声は粘膜部分+筋肉部分もフル活用して発声方法

 

になります。

 

そして、

裏声は粘膜部分しか動いていないので運動量少なく高い声が出やすい分、大きな声が出せません。

 

反対に、

地声は筋肉部分もしっかり動かすので運動量が多く大きな声が出やすい分、高い声が出ません。

 

これらの特徴を活かし、コントロールすることでミックスボイスなどを身につけていきます。

 

 

ミックスボイスとは声帯が地声と裏声の中間のような動きをする「魔法の声」と言われています。

ミックスボイスを習得すれば、性別や個人差はありますが、今出せている声から1オクターブ近く高い声を出す事も夢ではありません!

 

 

しかし、ボイストレーニング初心者の方は

 

  • 裏声を出そうとしても、筋肉部分が反応してまい地声が混じってしまう

  • 地声を出そうとしても、筋肉部分が反応せず裏声になってしまう

 

のように裏声と地声が完全に分離・コントロールができない人がほとんどです。

 

そのような状態では歌声の元を作る声帯をコントロールすることができないので、思うように高い声や低い声で歌うことはできません

 

 

なのでまずは、

裏声と地声が完全に分離・コントロールを目指してから、ミックスボイスやヘッドボイス・チェストボイスなどの習得を目指しましょう!

 

ここまでのまとめ
声帯トレーニングはまずは
  • 裏声と地声を分離して発声できるようになりましょう!

 

声帯トレーニングをすると

  • 今まで出なかった高い声が出るようになります!
  • 力強くも柔らかくも自由自在に高い声で歌えるようになります!
  • 高い声を出す時に感じていた喉の負担が劇的に少なくなります!

声量をアップさせ声質を変化させる『共鳴トレーニング』

あなたは声量が足りず、大きな声で歌えないと悩んでいませんか?

または、プロのアーティストと比べて自分の歌声に迫力がないな~と悩んでいませんか?

 

 

それらの悩みを解消するボイストレーニングが「共鳴トレーニング」になります。

 

共鳴トレーニングを行う事により、自然に力強い声が作り出され、プロのアーティストのように迫力のある歌声を作り上げる事ができるようになります!

 

共鳴トレーニングと言っても伝わりずらいので例え話しを用いて説明しましょう。

 

トンネルやお風呂場で声を出した時の事を思い出して下さい。

いつもより大きな声が出ているように感じますよね。

 

また、声が空間に響く事によって普段とは違った音色に感じると思います。

 

このような効果を体内で起こす事が可能なのです。

 

あなたの歌声を体内に響かせる事により、声量が増し、迫力がある歌声を作り出す事ができるのです。

 

そして、

無理なく大きな声が出せるようになるので声が枯れにくくなります。

 

 

具体的には声を体内で響かせる事ができるのは

 

  • 鼻腔(びくう)
  • 口腔(こうくう)
  • 咽頭腔(いんとうくう)

 

の3つになります。

 

 

※鼻腔に共鳴させる事を、イメージしやすいように「頭蓋骨に共鳴させるように歌って下さい!」や「後頭部から声を出すように歌って下さい!」などと説明するボイストレーナーの方もいらっしゃいます。

※咽頭腔に共鳴させる事を、イメージしやすいように「胸に響かせるように歌って下さい!」などと説明するボイストレーナーの方もいらっしゃいます。

 

 

それぞれの共鳴腔の特徴を紹介していきましょう。

  • 鼻腔は全ての共鳴の基礎となり、鼻腔に声を響かせると高い声が出しやすくなり声に輝きとハリがでます。
  • 口腔に声を響かせると歌声にあつみが出て声量があがり中低音が出やすくなります。
  • 咽頭に声を響かせると歌声に深みが出て声量があがり低音が出しやすくなります。

これら3つの共鳴腔に声を響かせるトレーニングを行うことで、共鳴腔をコントロールができるようになります。

 

 

そして、あなたが本来持っている声質を考慮し、それぞれの歌の歌詞、曲の雰囲気によって共鳴のさせ方を変える。

または曲ごと、またはフレーズごとに声の雰囲気を変えていき多彩な感情表現を歌に付け加えていく。

 

このようなボイストレーニングが共鳴トレーニングになるのです!

 

ここまでのまとめ
『共鳴トレーニングをすると 』

  • 声量が大きくなります!
  • 歌声に迫力が加わります!
  • 高い声が出やすくなります!
  • 共鳴腔の使い方により、声質が変化するので多彩な感情表現を歌に付け加える事ができます!
  • 声が枯れにくくなります!

 

歌声の全ての基礎となる『ブレストレーニング』

ブレス(息)は歌声の全ての基本であると言っても過言ではありません。

話し声もそうですが、歌声は肺から送られてくるブレスで喉仏の近くにある声帯という組織を振動させて作られます。

 

そして、歌声はブレスの流れに乗って、体内から外へ送り出されます。

要するにブレスは歌声の源、車で言うガソリンみたいな物です。

 

ブレストレーニングは「腹式呼吸」などの呼吸法のトレーニングが中心になります。

しかし、呼吸法のトレーニングだけしても歌が上手くなりません。

 

 

歌に適した呼吸を身につけ、それを歌に応用する事によって歌が上達していくんです!

 

 

ブレストレーニングは

 

  1. まずは歌に適した呼吸法を身につける。
  2. 身につけた呼吸法を歌に応用する技術を身につける。

 

という段階をふみます。

 

 

ブレストレーニングをする事により

  • 声量の基本値が変わります!
  • 歌声の安定度が変わります!
  • 歌声を繊細にコントロールできるようになるので、歌に抑揚がつき感情表現のレベルが上がります!
  • 高い声が出しやすくなります!

     

    そしてあなたの歌のレベルが上がるのです!

     

    音感・リズム・歌唱トレーニング

    これらのボイストレーニングを積んで高い声や低い声が正しく出せるなどの歌の基礎能力高める。

     

     

    そして、

    • 実際に曲を練習する歌唱トレーニングをする!

    • 正しい音で歌えるようになる音感トレーニングをする!

    • 正しいリズムで歌えるようになるリズムトレーニングをする!

    などを積んでいくことで歌がどんどん上達していきます!

     

    歌は正しい順番・正しい方法で練習すれば上手くなりますよ!

    歌に自信がない人は

     

    「私なんかが歌が上手くなるのだろうか・・・」

     

    と不安な気持ちもあると思いますが、安心して下さい!

     

     

    歌はスポーツと似ている所があります。

     

    歌う上で必要な筋肉を鍛えて、正しいフォームで基礎能力を向上させる。

    そして、実際に歌い込んで実践的な練習をしていけば歌は必ず上手くなっていきます!

     

    正しい方法での練習と努力は裏切らないので一緒に頑張っていきましょう♪