- 高い声やミックスボイスを出す時に喉仏が上がるとダメなの?
- 喉仏は下げると逆に歌いにくいだけどこれで大丈夫かな?
- 高い声で自由自在に歌るようになりたい!
こんにちは、VOICETRAINER KOMUROです!
人は無理に高い声を出そうとすると、自然と喉仏があがってしまいます。
喉仏があがってしまうと喉が閉まるので声が出なくなったり、「イ~」という感じのいわゆる「喉締め声」になったり声も枯れやすくなります。
なので今回は、
高い声やミックスボイスで自由自在に歌えるようになるために喉仏をあげないボイトレを動画をまじえながらレッスンさせていただきます!
【参考動画】
動画の目次 (クリックすると開きます♪)
0:24 喉仏のボイトレの重要性の説明
1:14 「コ」と「ク」を使ったボイトレの説明
2:03 ⇒ボイトレTIME
3:16 喉仏周辺の筋肉の柔軟性を養うトレーニング
3:44 ⇒ボイトレTIME
4:25 喉仏の引き下げ筋を鍛えるトレーニング
4:48 ⇒ボイトレTIME
5:30 喉仏を下げたまま歌う訳じゃないですよ~
なぜ高い声を出す時に喉仏を上げてはいけないのか?
これから紹介するボイストレーニングの理解を深め効率的に上達できるよう、まずは『高い声を出す時に喉仏を上げてはいけない理由』について話していきます!
下の図のように、自分の首に手を当てて喉仏の位置を確認してみて下さい。
(※女性の場合は喉仏が小さいの確認しづらいので、手を喉にグッとおしあてて確認してください。)
確認ができたら、そのまま唾を飲み込んでみて下さい。唾を飲み込むときに、喉が締まる感覚と喉仏が上がるのが確認できると思います。
これは、物を飲み込む時に喉を閉めて、食べ物や飲み物を胃へと流んでいます。その一連の動きの中に喉仏を上げるという動作が含まれています。
要するに喉仏が上がると喉が閉まってしまうという訳です。
喉仏が上がり、喉がしまってる状態で高い声を出そうとしても声帯に大きな負担がかかり、喉を傷やすく、歌声も上手くコントロールできず不安定になります。
なので喉仏を上げずに高いがだせるようトレーニングが必要になるんです!
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「コ」と「ク」を使ったボイストレーニング
高い声をだすときに喉仏が上がってしまう方は
- 喉仏を下げる筋力が足りない
- 喉仏を上げる筋肉群が反応している
- 声帯や声帯に関連する筋肉が硬い
事が主な原因になります。
なので、
- 喉仏を下げる筋肉を鍛える
- 喉仏を上げる筋肉を刺激しない
- 声帯や声帯に関連する筋肉を鍛え柔軟に使えるようになる
事を目的としたボイストレーニングが必要となります。
まずは、
「コ」と「ク」いう言葉を使ったボイトレを紹介します!
「コ」と「ク」の子音である「k」は1度舌を上あごにあてて発声するので喉仏を下げる力を入れやすく
- 「コ」の母音である「オ」と
- 「ク」の母音である「ウ」は
喉仏を下げやすい母音なので高音時に喉仏を下げるボイトレとして非常に効果があります!
注意点は、「コ」「ク」のボイストレーニングをする時に集中力を欠くと喉仏を下げる力が弱まります。そうするとトレーニングの効果が薄れてしまいますのでしっかりと喉仏を落として発声しましょう。
どうしても喉仏を下げる感覚を掴めない人は「コ」「ク」の前にあくびをする時ように息を吸い込んでみましょう!すると喉仏が下がりやすくなります♪
喉仏周辺の筋肉の柔軟性を確保しよう!
喉仏周辺の筋肉の柔軟性を確保するボイストレーニングを紹介しましょう。
やり方は簡単です。声を出さないでいいので喉仏を上下させて下さい。
喉仏をググっと下に落としたり、上げたりするのです。最初はゆっくりから始めて喉仏を上下するスピードを徐々にあげていきます。
これで喉仏周辺の筋肉はリラックスされていきます。
「ホ」という言葉は喉仏を落としやすく、「ヒ」という言葉は喉仏を上げやすい特徴を持っているので喉仏の上下運動がやりやすくなります。
声を出さずに喉仏を下げる筋力を鍛えるトレーニング
単純に喉仏を下げて下さい、声を出す必要はありません。
-
下げた状態のまま10秒間キープ
-
上げた状態のまま10秒間キープ
と繰り返し喉仏の引き下げ筋を鍛えましょう!
どうしても喉仏を下げる感覚を掴めない人はあくびをしてみましょう。
人はあくびをして大量の息を吸い込もうとする時に自然と喉仏が下がります。
なので、
あくびの真似をしながら喉仏を下げる感覚に慣れてくると、自然と喉仏を下げる事ができるようになります。
喉仏のボイストレーニングをする時の注意点と下げすぎの話し
喉仏のボイストレーニングをする時の注意点は次の2つです。
- 過剰に力を入れ過ぎて喉仏を下げない
- あくまでも筋肉トレーニングであり、この状態で歌うわけではないと理解しておく
過剰に力を入れ過ぎて喉仏を下げない
何事も力の入れすぎ、やりすぎは禁物です。
喉仏を下げる際に力を入れすぎると、筋肉や筋を痛めてしまいます。
なので、適度な力加減で行いましょう。
この状態で歌うわけではないと理解しておく
喉仏を下げる筋肉を鍛えるトレーニングを紹介すると「このままの状態で歌うんですか?」と質問される生徒さんが多くいますがそれは違います。
喉仏を過剰に下げている状態も、首回り周辺の筋肉に過剰に力みが入っているので歌いにくく、なにより声がこもってしまい変な声になってしまいます。
なので、
喉仏を下げるボイストレーニングはあくまでも筋肉トレーニングと割り切って、他のボイストレーニングを行う際や歌う時は喉仏を上げすぎず、下げすぎない適正な位置を保つよう意識してください♪
なんだかややこしいな~
最初のうちは高い声を出す時に多少喉仏が上がってしますが、普通に会話している時が適正の喉仏の位置なのでその状態を目指してください♪
【超重要】喉仏を上げてしまう筋肉を刺激しない方が大切です!
喉仏を下げる筋肉を鍛えるボイストレーニングを紹介した後は、喉仏を上げてしまう筋肉について説明しましょう!
まず最初に理解しておかないといけないのは、人間の筋肉には「拮抗筋(拮抗関係の筋肉)」という物が存在します。
拮抗筋とは筋肉運動をする時に反対の動きをする筋肉の事です。
と難しい事はさておき、ボイストレーニングにおいては「喉仏を下げる筋肉もあれば上げる筋肉もある」と覚えていただければ大丈夫です!
ここで重要な事をお伝えしておきます。
『高音発声時に喉仏を上げずに適正な位置にとどめておくには、喉仏を下げる筋肉を鍛えるよりも喉仏を上げる筋肉を刺激しない』
という事です。
もちろん、
喉仏を下げる筋肉を鍛える事も必要不可欠なのですが重要度でいうと圧倒的に
喉仏を上げる筋肉を刺激しない>喉仏を下げる筋肉
なのです。
ここを理解せずに喉仏を下げる筋肉を鍛えたり、発声や歌う時に力ずくで喉仏を下げようとしても
無理なんです。
むしろ、反対に過剰に力みが発声し、より喉仏が上がってしまいます。
喉仏を上げてしまう筋肉は、
- 声帯
- 舌
- 顎
- 表情筋
- 首
- 肩
などになります。
これらに力みが生じると、無条件で喉仏が上がってしますんです!
なので、喉仏を下げるボイストレーニングだけでなく舌やファルセット(裏声)のボイストレーニングなど様々な角度のトレーニングが必要になるんですね。
ボイストレーニングは、1つの事をすれば歌が上手くなるというわけではなく様々な角度でトレーニングする必要があります。
また、人によって必要なトレーニングも違いそれを的確に判断し指導するのがボイストレーナーの仕事です。
体験レッスンもあるので下記リンクでレッスンの詳細を案内していますので興味のあり方はぜひご覧下さい!
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